親知らずの抜歯後の合併症とその対策

親知らずの抜歯後にはいくつかの合併症が起こる可能性があるため、主な対策についてお教えします。

合併症と対策

ドライソケット（血餅の喪失）症状: 抜歯後数日から1週間以内に、抜歯部位から血餅が失われ、骨や神経が露出し、強い痛みや悪臭が生じることがあります。対策:歯科医師の指示に従い、抜歯後の食事や運動制限を守ります。抜歯後の24時間は、積極的なうがいや吸い込みを避けます。歯科医師が処方する薬や特殊なうがい液を使用します。
感染症状: 抜歯部位が赤く腫れ、熱を持ち、強い痛みや悪臭がある場合があります。対策:歯科医師から処方された抗生物質を正しく服用します。正しい口内衛生を維持し、塩水うがいを行います。禁煙し、アルコールを控えます。
神経損傷症状: 抜歯後にしびれや感覚の変化、顔の筋肉の動きの制限が起こることがあります。対策:歯科医師との定期的なフォローアップを受け、異常があればすぐに報告します。過度な顎の動きや咀嚼を避けます。
出血症状: 抜歯後に出血が止まらない場合や再度出血することがあります。対策:抜歯後は十分なガーゼで圧迫し、出血を止めます。歯科医師の指示に従い、適切な処置を受けます。
腫れと炎症症状: 手術部位周囲が腫れ、赤くなり、触ると熱を感じることがあります。対策:手術後は冷湿布を使用して腫れを軽減します。歯科医師から処方された抗炎症薬を服用し、指示通りに適切なケアを行います。