- 口内炎とストレスについて
- 口内炎ができやすい場所
- 口内炎の予防

それぞれについて順番に説明していきます。
口内炎とストレスについて

口内炎とストレスは関係あるのかという点においての結論は、イエスです。
ストレスと一言で言っても色々なストレスがあります。心因的なストレスから体力的なストレスもあれば、体全体にストレスがかかっている状態から体の一部にストレスがかかっている状態もあるかと思います。こうしたストレスがかかっている状態ですと、ストレスがかかっているところに体は注力し少なからず体の免疫力が低下します。
口内炎の原因の一つがウイルスによる口内炎の発症なのですが、このウイルスは日和見感染といって体力が落ちた時に発症いたします。普段は皆様の体の中でおとなしく潜伏しているのですが、体力が落ち免疫力が落ちたタイミングを狙って口内炎を発症するわけです。
また、体力が落ちると自律神経の関係などもあり口腔内は乾燥しがちになります。口腔内粘膜は、湿潤状態を好みますので乾燥していると弱くなります。そこで歯のがたつきがある方の場合、舌や頬粘膜に擦れるというストレスがかかると小さな傷がつき口内炎になることもあります。
口内炎は粘膜表面の上皮がめくれて、内部の組織が露出している状態です。そこに、口腔内常在菌が多いと2次的に感染をしてしまうこともあります。
口内炎ができやすい場所
主に舌、頬粘膜、歯肉に多く、口唇や口腔底や口蓋、咽頭など口腔内の至る所にできる可能性があります。単発でできる事もあれば多発の場合もあります。
多発の場合、片側性なのか両側性なのかなどで可能性を疑うウイルスが変わってきて治療方針も変わります。
口内炎の予防
口内炎は、ビタミン不足でなりやすいと言われております。また、栄養バランスが崩れた食事をしていると体調も崩し日和見感染してしまいますので、まずは普段からの体調つくりは大事になります。
また、口腔内細菌や真菌などが多い状態ですと、それ自体による口内炎もできますし、2次的に口内炎を悪化させますので口腔内を清潔に保つことが重要です。日頃の歯磨きの見直しや含嗽材などが有効です。
歯と舌や頬粘膜などの擦過による口内炎がよくできる方は歯並びを治す矯正治療が有効になります。
一部の口内炎の中には金属が原因のものもあり、金属アレルギーを自覚していない方でも銀歯が原因で口内炎ができてしまうこともあります。金属による場合の口内炎は悪化して、最悪の場合は悪性腫瘍(がん)などに発展することも言われているので、銀歯でない材質に変えることをお勧めします。
まとめ
- 口内炎とストレスについて大きく関係があります。体調管理が重要です。
- 口内炎ができやすい場所主に舌、頬粘膜、歯肉。口の中のどこにでもできる可能性があります。
- 口内炎の予防まずは、体調管理。そして口腔内を清潔にする。
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